
自家製クリア蜜蝋ワックス
国産未ざらし蜜蝋×クリアホホバオイル100%使用
黒色の缶が目印です。超敏感肌の方や、オイルの相性等が気になる方は、こちらからお試しください。
国産の未ざらし蜜蝋と、国内工場で精製されたクリアホホバオイル100%使用しています。保存料や、添加物などは一切使用せず、100%自然由来のもので生産しています。
ホホバオイルは、特有のワックス成分を含んでいて、塗膜を形成します。また酸化しづらく、安定性の高さから、人工心臓の潤滑油にも使用されています。サラサラ感や、しっとり感が特徴で美容用品などでは良く使われていますが、未ざらし蜜蝋と組み合わせる事で、速乾性とサラサラの指ざわり、伸びの良さ、塗膜形成によるコーティングなどの優れた特性を発揮します。楽器の指板など木部が露出している個所の保護や、乾燥防止、湿度変化からの保護などの保湿目的だけでなく、金属・革製品の油膜保護、潤滑作用の付与など、様々な用途に使用することができます。
原材料 | オーガニック原油国内精製クリアホホバオイル、国産未ざらし蜜蝋 |
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容量、容器 | 30㎖アルミ缶入り |
価格 | 2,000円+税(税込2,200円) |
販売方法 | お取り扱い店舗様、店舗様指定オンラインストアにて販売 |
推奨用途 | 楽器指板の保湿、コーティング、潤滑作用の付与。革製品、金属部品等の油膜保護。 |
効果、香り | 木部の保湿ができます。塗膜を形成し、木部をコーティング。コーティング後の性質として艶の付与、手触り、弦滑りの向上が期待できます。 |
特徴 | 従来の蜜蝋ワックスは、クルミ油やアマニ油等の乾性油を使用することが多いですが、本製品は不乾性油のホホバオイルを使用しています。 |
保管方法 | 直射日光、高温多湿を避け、冷暗所で保管してください。ホホバオイルは10°で固形になる性質があります。缶の温度が上がると黄色味を帯びた透明な見た目になりますが、品質や効果に変化はありません。 |
使用期限の目安 | 安定性が高い蜜蝋とホホバオイルのみを使用しているため、長期間使用可能です。安定性の高い不乾性油なので、数年の保管が可能です。 |
注意 | ※食用ではありません。自然由来なので少量口に入る等であれば問題ありません。アレルギー等のリスクの低い精製済みオイルを使用していますが、万が一違和感のある際は使用を中止してください。 |
新型コロナ感染症対策について | 製造時の手指の消毒、マスク・手袋着用による製造を行っております。梱包時に無水エタノールでの消毒、ふき取りを行い出荷しています。 |
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使用感の写真は、ユーザーレビューをご覧ください。良くいただく質問は、よくある質問にまとめています。
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蜜蝋ワックスのバックストーリー
生産している蜜蝋ワックスは、ギターなど楽器のメンテナンス用として販売しています。しかし、ルーツはハンドクリームのレシピでした。昔、母親が、すぐ手荒れになったりと肌が弱い私たち家族の為に、良いものはないだろうかと、自然由来のもので色々作っていた時期がありました。ハーブを駆使して作った自家製石鹸や、無添加のエッシャルオイルなどを調合してオリジナルのハンドクリームなどを色々作っていた際に、「この配合がベスト!」とメモに残っていたレシピが元になっています。
その後、中々作る機会もないので存在を忘れていましたが、私が楽器に興味を持ち始め、指板のケアの蜜蝋ワックスがいいかもと思い始めた頃に、以前から交友のあった養蜂家さんと、とある展示会でお会いしました。
展示物として未ざらし蜜蝋を売られていて、「そういえば蜜蝋ワックス、ギターに良いんだって」と話すと、母親が「昔作ってたからいいレシピあるよ」と言われて、じゃあ作ってみようと…笑。
実際に作ってみると、蜜蝋が以前使っていたものと比べ段違いに質が良く、ホホバオイルとの配合は独自の効果があり、知人に試してもらって…、試験販売をしてみて…と、今に至ります。蜜蝋の質の良さに関心を向けると、養蜂家の方が丁寧に丁寧に処理されている事を後から知りました。『自然の恵みを分けていただだいているから』と話されている様子を見た時から、ただ原材料として買うという感覚では申し訳なく、自然のものを譲り受けたという感覚で作ろうと意識しています。
元々がハンドクリームなので、手に優しく、楽器にも良い作用が働いているようです。使っていただいている方の評判を聞くと、家族の為のものが今は多くの皆さんの役に立てているなら感慨深く、ありがたいなと思いながらハンドメイドで生産しています。
原材料のこだわり
国産未ざらし蜜蝋

岐阜県の養蜂家の方が、採蜜の時に削り落とす蜜蓋部分だけを煮溶かして綺麗にこし出して作られています。他の蜜蝋に比べてとても透明度が高く質感が良いのが特徴です。漂白処理を行っていないものが未ざらし蜜蝋ですが、漂白せず、透明感を実現するのは、丁寧な処理があってこそです。この蜜蝋を使用することで、蜜蝋ワックスになった際の伸びの良さ、艶感の良さが実現しています。
【蜜蝋とは】生後約10日から20日くらいの働蜂がはちみつと花粉を食べて腹部にある蝋腺からにじみ出す物質。
蜜蝋にするまでの作業工程、蜜蓋を綺麗に水洗い。あらめの布で1度こして一晩冷ます。固まったミツロウをまた煮溶かし、再び布で、こして一晩冷ます。更に砕いて、湯煎して溶かし、きめの細かいゴース布でこして、出来上がり。
自然由来のものですので、その時期に収取していた蜜の種類によって微妙な色合いが異なります。製品として、一定水準の質感に仕上がる様に調整しながら製造していますが、色合いが異なる事があります。
参考に下記の写真は、同じ養蜂園で作られている蜜蝋になりますが、時期によってこのくらいの差が出来る事もあります。
オーガニック原油、国内精製クリアホホバオイル
オーガニック認証機関(スイスIMO・アメリカ農務省USDA)でオーガニック認証を取得したホホバ原油を、国内工場で精製されたクリアホホバオイルを100%使用しています。日本で精製されるオイルはとても評価が高いのが特徴です。オーガニックは、無農薬だけでなく、農園、土壌、工場設備など、様々な項目で規定をクリアして認証を取得できます。少しでも信頼性の高いものを。と考え、オーガニック認証のものを採用しています。



製法のこだわり
手作業での蜜蝋の削り出し

ホホバオイルとの配合は、蜜蝋が溶けて馴染むまで他のオイルの三倍以上時間がかかります。
品質の良い蜜蝋は、機械的な作業では削りにくく、荒く削り分厚い状態の蜜蝋は、中々スムーズに溶けてくれないものになってしまいます。『急がば回れ』ですが、手作業で薄く丁寧に削る事が、結果的に一番早く仕上がりの良い蜜蝋ワックスになります。生産する際は、原材料の状態に合わせて配合を調整し、多くの材料をまとめて溶かすのではなく、少量分ずつを湯煎でしっかりと溶かしてから作っています。作る回数は増え、手間にはなりますが確実です。
室温でゆっくり冷却
湯煎でゆっくりと溶かした蜜蝋ワックスは、室温で時間をかけて冷却しています。蜜蝋ワックスは、温度が低下することで、固形に変化していきます。生産数を増やすために、急いで固めようと冷蔵庫などを使い強制的に冷やしてしまうと滑らかな仕上がりにはならなくなります。また固形になっている途中で、動かしたり揺らしてしまうと、ひび割れ等が発生し、滑らかな表面にはなりません。つるっとした表面で中までしっかりと固めていくために、1日以上かけて室温で冷却しています。そうしてゆっくりと固形になった蜜蝋ワックスは、本体の温度が上がらない限り、滑らかな状態をキープし続けます。





小城飛翔さん(Twitter @TK_tuucyan)より、蜜蝋ワックスの使用動画をいただきました。
サニータジマさん(Twitter @sunnytajima)より、YouTubeで蜜蝋ワックスを紹介いただきました。
Tacc様よりブログに紹介いただきました。
大切なギターの保管は、空気の乾燥するシーズンになると気を使いますよね! 特に、無塗装の指板やアコギのブリッジは気になります。 楽器店に行くと、保湿や加湿する製品が沢山あって迷ってしまいます。 私も色々な製品を購入し試してきましたが、なかなか ギターの指板ケアなどにオススメ!「ねこだまり工房」の蜜蝋ワックス – 旅に食に音楽に… 徒然雑記帳 |
Atelier Saxist様より革製品への検証レビューをいただきました。