そして輝くシャイニーワックス
先日発売のシャイニーワックスに関する雑記です。
クリア蜜蝋ワックスシリーズの最新作兼、ハイエンドモデルのシャイニーワックスですが、まず、ハイエンドモデルの定義について。
考え方や価値観など様々あるとは思いますが、ねこだまり工房としての定義は『特別感と性能が両立している品』である事です。
性能面に関しては、クリア蜜蝋ワックスとクラシック蜜蝋ワックスを融合したレシピを新規開発し、より保湿性能を高めたオールインワンワックスを目指しました。
また、上品な艶感に優れるオイルの組み合わせにする事で、光沢感に関してもクリア蜜蝋ワックスより優れた作用を発揮します。
特別感に関しては、ネーミングの由来である光沢感を強調するパッケージデザイン・特殊加工を盛り込む事に決めました。
単に派手というだけではなく、アンプ等の音響機材が黒色が中心である事から、クリア蜜蝋ワックスの黒缶だと紛れてしまって見失いやすいという意見を基に、鮮やかな色合いで音響機材にあまり使われない配色を選んでいます。
ワックス面にこれまでなかったエンボス加工に挑戦してみました。
3Dプリンターを使用して専用の型を作る事で、無地だったワックスにブランドアイコンを刻み込みました。未使用の目安や、ねこだまり工房製である事を視覚的に示す目的もあります。
パッケージデザインも、ハイエンドモデルとしてスタンダード品からはデザインを変え、よりブランド色の強いものにしています。
ねこだまり工房のロゴは、障子ネコと呼んでいるのですが、障子の中で仕事をしているネコチャンという背景設定があり、まるで出勤している様な足跡を付けてみました。
スライド箱をずらすと窓が出てくるのですが、そこから脱走しているイメージですね。ねこなので窓は閉めません。
そうしたデザインを考えてから、いつもの様に和紙テイストの素材にするか検討している中で、ふと思いました。
「シャイニーなのに、輝きが足らない…気がする…(?)」
謎の視点を加えて検討を進めていると、見つけてしまいました。アルミ蒸着の特殊紙。紙の上に、アルミ箔を貼り付けてある為、紙なのに金属光沢があるという素敵な素材です。
そのままだと、銀色一色で反射で顔が写る程の光沢がありますので、あえて全面に色を乗せる事で、主張を抑えつつロゴや肉球が銀色になる様なデザインにしました。
これにて完成となるところで、ふと思いました。
「言うほど金属光沢が無かったら地味かもしれない…シャイニーの名にふさわしくないのでは…(?)」
特殊紙であるが故に、表面保護を目的とした追加処理が必須になるのですが、ホログラム加工コーティングという素敵な処理を見つけてしまいました。
そして完成したのが、指板光沢と金属光沢とホログラム虹彩が共存するシャイニーワックスです!!!
「本当にメンテナンスアイテムか?」と思える様な、レアカードみたいなルックスになってしまい、集まると視界が眩しい仕上がりになりましたが、お手元に届いた際のひと笑いにでもなれば嬉しく思います。
余談ですが、『シャイニーワックス』は翻訳すると、「光沢のあるワックス」「輝くワックス」となるのですが、翻訳の仕方を間違えると「つやつやワックス」になります。間違ってはいないけれど、「つやつやワックス」ではなく「光沢のあるワックス」と受け取っていただければ嬉しく思います。
シャイニーワックスは、ねこだまり工房直営オンラインストア(当サイト)他、Amazonストアで販売しています。一度商品ページをご覧いただければ幸いです。
【新製品】クリア蜜蝋ワックスシリーズ ハイエンドモデル シャイニーワックス – ねこだまり工房直営オンラインストア (nekodamari.work)